夏休みを利用して、東北へ3泊4日の旅に出た。
46歳は、1分1秒を惜しみひとつでも多くの名所を巡るという旅はしない。
そして3泊4日で工程を組む。2泊3日でもない、4泊5日でもない、3泊4日だ。
(2泊3日、旅の途中、いつも帰ることをカウントダウンをしながら回る寂しさがまとうから)
(4泊5日、旅の後半、疲れてきて家が恋しくなるから)
そんなこんなで、東北に行ったのでその備忘を残す。
8/14・・・ 8:30自宅発~(新幹線)~12:30青森着
13:00青菜市場
青森丼なるものを食す。魚介に飢えていたこともあり期待値は高かったが、
別に並んでまでここである必要性はない。近辺の類似店でも十分に魚介偏差値は高い
14:00八甲田丸
青函連絡船のミュージアム。入場料510円という価格にあまり期待はしていなかったが
船内は広く、その中で青森の歴史・文化を感じることができる。
青森=リンゴ、本州最北端、程度の知識の私には、ザ・青森感が味わえ ◎
(ミュージアムの横にある、津軽海峡冬景色(石川さゆり)モニュメントも、
気分をより高揚させる。但し、ねぶたはスルーした)
16:00八甲田山 (レンタカー)
本当はロープウェイで山頂まで行く予定だったが、台風の影響で休止中。
途中、雪中行軍の銅像に、一人思いを馳せる。
(新田次郎が好きならば、是非にもチェックしておきたいポイント)
18:00宿着(谷地温泉)
今回は旅の計画が遅く、酸ヶ湯温泉が満杯であったため止む無くチョイスした温泉。
建屋・設備は、ほぼ山小屋。夜中は廊下を歩く人の足音が、耳元を歩くように響く。
行ってみて初めて分かったが、日本3秘湯とのこと。確かに湯舟の下から、ダイレクトで
湯が噴出しているなど、湯質については申し分なし。
3大・・・知らなかったが、言葉の響きだけで少し株も上がるではないか。
(後の2つは知らなかったが、どうやらニセコ・徳島らしい。誰がきめたのだろう?)
湯・・・100点、飯・・・65点、施設・・・35点
8/15・・・9:00宿発 ~ 9:30奥入瀬
9:30奥入瀬渓谷
今回の旅のメインであったが、前日の台風影響が残り大雨。本当はサイクリングを
する予定であったが、「雨天強硬派」をしり目に、道の駅で晴れるのを待つ。
(雨雲レーダー上は晴れているのだが、ひたすら大雨)
1h待つがしびれを切らし断念、車で通過することに。
途中、雨天強硬派達と何度か遭遇したが、奥入瀬濁流の中を黙々と進む、まさに
八甲田山 死の彷徨状態で笑える。気持ちはわかるが、そこまでして行ってもねぇ~。
(次回、来た時の楽しみとしてとっておこう)
12:00 十和田湖
琵琶湖畔で育った私には、水の透明度は違うにせよ、どこの湖も大きな水たまり。
14:00 八戸
昼食場所を探しながら、宿泊予定の八戸へ向かったが、食堂的なものはほとんどなし。
結局駅周辺までたどり着いてしまった。途中、国道沿いの手ごねハンバークの看板を
見つけ入ろうとするも、食べログが低いということで却下。結局八戸港のフェリー乗り
場でカレー蕎麦をすする。(後に、繁華街は八戸ではなく本八戸と知った)
16:00宿着
ビジホ(大浴場付き)。まっ、寝るだけなので特に問題なし。
17:30本八戸 みろく横丁
前評判から、だいぶんハードルは上がっていたが、簡単に言うと屋台村。
可もなく不可もなく、お値段そこそこ。
例のごとく、隣席のグループと和気あいあいとコミュニケーションをとって満足。
8/16・・・8:30 出発 JR八戸線で久慈に向かう。
太平洋の脇を走るローカル線。(1本逃すと2h待ちとなるので注意したいところ)
今回の目的の一つであった三陸鉄道(久慈~宮古間)後述よりも、抜群に景色がいい。
ここは再び行ってもいいかも。
11:30 久慈着
以前のNHK朝の連ドラ「あまちゃん」のロケ地、ということもあり「あまちゃん」一色
三陸鉄道で電動アシストのレンタルサイクルを予約するも、バッテリー不調とのことで
貸出できないとのこと。「じぇじぇじぇ~」
仕方なく近所の自転車屋で普通自転車を借り、道の駅で食事をした後、
あまカフェを目指し、本格的に漕ぎ出す。ヨメ、向かい風・上り坂に文句タラタラ…
帰りに、まめブッセと、電車内で飲むためのビールを購入。
16:30 久慈発~宮古(三陸鉄道乗車)
前述のとおり、景色が売りの割にはトンネル多し。JR八戸線の圧勝。
故に早々に景色も見飽き、ビール2本を飲む。
乗客は、どうやら景色目的で乗車していたようだが、ちょっと期待ハズレの様相。
18:00 宮古着
ホテルが近そうということで、もう一つ先の磯鶏駅というところで下車。
まさかの無人駅、タクシーもなければ何もない。駅の横の住宅の庭先でバスケをする
ボールの音だけ…。
18:30 ホテル着 ひとっ風呂浴びる
19:30 宮古駅
居酒屋 かかし にて三陸の幸を堪能。隣の酔っぱらい2人組(1人は離婚調停中)
死んだ祖母が、枕もとで数字5つを言ったらしい。その数字でロト6を買ったところ
かすりもしなかったとのこと。でもいまだに買い続けているとのこと。
21:00 ホテル着
8/17・・・9:00 ホテル発
ヨメの土産タイム。実家にホタテ・カキ・ホヤを送る(旨かったとのこと)
10:30 バスにて盛岡へ
ヨメ、バス停で仲良くなったオバア(推定82歳)と談笑。
乗車後もしゃべりかけるオバアに対し、寝むさと闘いながら会話。
12:30 盛岡着
冷麺を食す(まぁ、一度食べれば十分)
13:30 盛岡八幡宮
神社。おみくじ中吉を引く。
参道を下る形で盛岡駅へ向かう。途中、旧盛岡銀行をのぞき見(無料で◎)
南部鉄器の風鈴を買う。
15:00 盛岡発 新幹線
18:00 自宅着
総括、台風が近畿に上陸した影響が東北にも及んだため、天候はいまいちであったが、
仮に実家に帰省しれればと思うと、台風を回避しつつ三陸を楽しめた。
かつて津波で大きな被害も出たであろう地域であったが、10年もたつと見た目は完全に復興している。
あの時ボランティアで訪れた風景はそこにはもうなかった。
人の生きる力はやはりすごい。自分も頑張らねば。